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イチから始める家探し

街選びから物件選びまで、イチからはじめる家探し奮戦記

内覧の時にチェックすべきポイントとは。内覧100回で得た知見を共有します

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スーモやアットホームなどの物件サイトで見たい物件を絞り込み、不動産屋さんに電話して、さあいよいよ内覧となるわけですが…その前に、内覧で必ずチェックしておきたいポイントをあげてみました。

家の中より家の周りに注目すべし

物件サイトで家の中の写真を確認済みの場合は、実物のほうが多少劣ることはあってもほとんどは想定の範囲内。それよりも、サイトではほとんど分からない家のまわりの環境、家の窓から見える景色、このあたりをよーくチェックするべき。

街並みによって住む人が変わる

まずは基本として、街並みの雰囲気はどうでしょうか。こじんまりした下町なのか、広々としたニュータウンなのか。いざ暮らすとなると、家の周りの街並みは普段から接する景色になるので、自分の価値観にマッチしているかどうか、よく見ておいたほうが良いでしょう。街並みによって、そこに暮らす人はおのずと定まってきます。

ご近所さんの様子も知りたいところ

もし中古物件で、オーナーに話を聞けるなら、まわりの住人はどんな雰囲気か、聞いておくのもいいでしょう。バカ正直に「変な人いませんか」と聞いても情報は引き出せないでしょうから、「どれくらいの年齢層ですか」「周りに子供はいますか」「ご近所付き合いはありますか」など、聞き方を工夫すれば意外に話してくれるものです。

意外な落とし穴。交通騒音はこう見極める

前面道路の交通量は必ずチェックしておくべきポイントです。いちど横浜の戸塚の物件を見に行った時、 物件サイトでは分からなかったのですが、行ってみたら環状2号線の目の前だった、ということがありました。普通車はもちろん、トラックも多いのでかなりうるさかったです。

それは極端な例にしても、細い道でも交通量が多い道はありますし、抜け道になっているケースもあります。パッと見だとわからないですが、生活道路なのに軽トラやら商用バンが結構なスピードで走っていたりすると要注意。地図で見てみると、幹線道路をつなぐ細道だったりします。

それから意外に盲点なのが坂道や交差点。玉川学園のとある物件を見に行った時、値段の割には仕様が良く、ここいいねーなんて話していたのですが、前面道路が少し坂になっていて、軽自動車がエンジンを唸らせて登っていくのを見て、これは結構気になるかも、と我に返りました。

同じようなことは交差点、曲がり角でもあります。小さな交差点でも、クルマは一時停止してから発車していきます。発車の時にやはりエンジンの音が高まるんですよね。角地の物件を内覧していた時に気になったことがあります。

もうひとつ。コンビニが近すぎると配送のトラックの音が気になったり、若いのがたむろってたりすると最悪ですね。音だけの問題じゃなくなります。

駐車のしやすさも要チェック

前面道路4mだと、スペースに余裕がないのでクルマの出し入れに気を使うかもしれません。お向かいさんの壁がギリギリに立っていたりするとやっかいです。電柱の場所もあわせて要チェックですね。

リビングの窓から見える景色は

リビングで心からリラックスできるかどうか。ソファに座った気分で、窓からなにが見えるか、何が聞こえるか、イメージしてみると良いと思います。日当たりのよさはもちろん、お向かいさんの壁が迫りすぎていても興ざめだし、鉄塔が近すぎるのもちょっと。準工業地帯の分譲地だと、産廃業者やクレーン、トラックが見える場合もよくある話。あるいは向かいの家の窓が正面にあってカーテン開けるとリビングが丸見え、なんてのもザンネンですね。

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駅までのアプローチは

坂道かどうかは当たり前として、歩道が整備されているかどうか、これ意外と地域性があって、けっこう交通量があるのに歩道が無い街って結構あります。東京だと23区内、中央線沿線、埼玉のJR京浜東北線・埼京線・東武東上線沿線、神奈川だと川崎の沿岸部、横浜の沿岸部、相鉄線沿線あたりは歩道なしが主流だったりします。逆に港北や多摩のニュータウンエリアは、しっかり歩道がある地域が多いですね。

歩道の有無は地域によってけっこう差があるので、内覧した時に、物件から小・中学校までのルート、駅までのルートがちゃんと歩車分離されているかどうか、子供たちが安心して通学できるかどうか、歩いてみるのもいいと思います。

そのほかもいくつか

農地を宅地に転換して分譲地にした物件を内覧した時に、地面が結構湿っていて、裏手の日陰でドクダミが繁殖していたことがありました。最近の物件はベタ基礎なので、床下から湿気が上がってくることはないと思いますが、減点要素です。

湿気つながりで、家のすぐそばを用水路が通っている物件も要注意。蚊の発生は避けられないですし、夏はヘドロの臭いがしたりしがちです。

それから、傾斜地であれば擁壁は見ておいたほうが良いでしょう。こちらの記事にも書きましたが、上側の擁壁は自分の土地ではないので手を出せませんし、補修可能だとしてもかなりのコスト要因です。

2014年、横浜の鴨居で上側の擁壁が崩れて人が亡くなった例がありました。

営業マンのおすすめ物件は要注意

それから、内覧に行くと必ずと言っていいほど「ほかにも良い物件ありますよ」と営業マンに勧められます。これは要注意です。すべての売り物件は7日以内にレインズに登録するルールですので、すぐに物件サイトでみられる状態になります。

ということは、その営業マンしか知らない限定物件で、自分の望むエリア、条件に合うものがある確率なんて事実上ゼロですよね。つまりその営業マンのおすすめ物件は、自分の検索条件にはマッチしなかった物件、ということです。

限定物件と言えばオープンハウスですが、限定物件=オープンハウスでしか見れない物件ではありませんでした。

経験上、そのように勧められた物件でよかったものはとても少ないです。ですが例外として、こちらの要望をきちんとふまえて、自分の検索では引っかからなかったけど実はニーズにマッチする良い物件を勧めてくれる、カンの良い営業マンって時々いるんですよね。なので、この営業マンは自分の役に立つ情報を提供してくれそうかどうか、そこを見たほうがいいです。もし信頼できそうだったら、積極的にオススメ物件を見せてもらいましょう。

営業マンの見極めポイントとしては、まず、その人自身もたくさん内覧をしていることが絶対条件です。客の優先条件をぱっと理解して、かつ実物を見てきた中でしか知りえない情報を引き合いに、客のニーズにマッチする物件をすっと提案できるだけの内覧の数をこなしている人。こういう人は頼りになります。

逆に、客の条件を軽視して「とりあえず見てみましょう」「近くだから行ってみましょう」と言いながら、あまりピンとこない物件情報をたくさん持ってきては手当り次第に勧めるような営業マンは、客の代わりに物件サイトを適当に検索しているのと同じです。時間ばかりかかって良い情報を得られたことがありません。

内覧は経験がモノを言う

さいごに。内覧をはじめて最初の頃は、自分のなかで比較対象が少ないので、どうしても良い感じに見えがちです。最低でも10件は実物を見て、自分のなかで「この家はあの家よりここがイイ」「ここがダメ」という比較対象を持つようにしましょう。これ鉄則です。