イチから始める家探し

街選びから物件選びまで、イチからはじめる家探し奮戦記

死んだらローンがチャラになる「団信」とはなにか【賃貸派の代替手段は?】

万が一のことがあっても、残りの借金はチャラになるから安心。最悪でも住む家だけは残る。家を買おうとする決心をするとき、このことが決め手になったという家族もいらっしゃると思います。

確かに、ローンの支払いは家を買った時の最大のリスクです。家計を支える方に何かあったとしたら、支払いが滞るのは目に見えています。そのリスクをカバーするのが、いわゆる団信、正式には団体信用生命保険です。

ローンの残債分を精算できる「団信」という保険

この保険は、債務者が亡くなった場合に、ローンの残債と同じ額の保険金が支払われる生命保険です。家族にとってみると、万が一の場合も、とりあえず住む家だけは確保できるという安心感がありますよね。この安心感を得るために、家を買うという決断をするわけです。

賃貸派はどう考えるべきか

逆に、賃貸派の方々は団信には入れませんので、この言葉にドキッとすることもあるでしょう。旦那さんにもしもの事があったら…住む家も失ってしまうのではないだろうか、という不安です。

ただ冷静に考えてみてください。持ち家と賃貸の違いとは、端的に言えば買うか借りるか、ということであって、万が一のことがあったら…云々は別の問題であり、一戸建ての場合はそのような定番の保険商品があるというだけの話。家賃の支払いが心配なら、それをカバーする保険をかければいいわけです。

団信を保険商品として考える

ちなみに、団信は団体扱でかつローンの残債分だけという、無駄の一切ない保険ですので、かなり安いです。試しに3000万円を35年ローン、固定金利(1.37%)で試算してみた結果はコチラ。

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支払総額は約200万円となりました。では、団信に入れない賃貸派の場合、通常の生命保険でリスクをカバーすると、いくらになるでしょうか。

家賃10万円 X 50年分の定期保険をかける

家賃を10万円とすると、1年で120万円、50年で6000万円かかります。万が一のことがあっても6000万円が支払われる保険があれば、50年間は安心ということになります。いわゆる定期保険という保険が利用できます。こういう形のものです。

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仮に現時点で30歳だとして、80歳まで有効な6000万円の定期保険に入るとすると、比較的保険料の安いネット生保のライフネット生命の試算結果です。

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毎月2万9608円。50年間合計で約1776万円になります。定期保険の場合、30歳で亡くなっても70歳で亡くなっても6000万円が支払われるので、保険会社にとってはリスクが高く、イコール毎月の保険料が高くなります。これだとちょっと高すぎますね。

団信と同じ仕組みの「逓減定期保険」をかける

先ほどの定期保険はちょっと高すぎました。なぜかと言うと、分かりやすいようにはっきり書きますが、老い先短くなっても6000万円もの保障があるわけですから、高くなっても致し方ありません。

そこで、保障額がだんだんと減っていく「逓減定期保険」です。これは団信と同じ仕組の生命保険で、必要な額に応じて保障額が減額されていきますが、その分毎月の保険料が抑えられるというものです。

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いちばんリーズナブルな収入保障保険

保証期間が短くてもいいなら、収入保障保険という手もあります。万が一の場合に、毎月決まった額が支払われるという保険です。家賃が10万円だったら、10万円に設定しておけば、とりあえず家賃は払えるということになります。

シミュレーションしてみました。万が一の場合に、ご主人が65歳になる時点まで毎月10万円づつ支払われるというものです。シミュレーション結果はこちら。

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この場合の保険料の支払い額は、ご主人が現時点で30歳だとすると、毎月1946円。65歳までなので、35年分の合計約82万円でした。なんと団信より安くなりますね。

この収入保障保険は、保証期間が短いのが気になるところですが、個人的には、子供が小さいうちに自分に何かあった時がいちばんのリスクなので、子供が成人して働き出すまでの間をカバーできれば、最低限のリスクヘッジにはなるかなと思います。

30年後のことは正直よく分かりませんが、子供たちも成人していますし、なんとかする方法はあるんじゃないかと思えなくもありません。

まとめ

リスクを排除すればするほど、毎月の支払い額は高くなります。当たり前ですが。どうすべきかは正直答えがないので、どこかで割り切るしかありません。個人的には、いちばん安い収入保障保険を利用して、その分リフォームに回したり家具に回したりして、快適に暮らすほうが合理的かなと思いました。

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